肩こり

首、から肩甲骨の上部、間部(あいだ)に及ぶ範囲の自覚的につまった様な、こわばった様な、不快な感じを総称したものです。肩こりは、毎日の生活の中での疲労として、最も日常的にみられるものですが、頚椎疾患をはじめ、耳鼻科、眼科、歯科疾患、さらには内科疾患から、いわゆる不定愁訴(更年期障害、自律神経失調症)にいたる、さまざまな病気の主訴として訴えられるることがあります。

肩こりは背部に寒邪が侵入した、筋肉の疲労、精神的・肉体的過労、眼精疲労などにより起こります。また婦人科疾患、高血圧症、低血圧症、動脈硬化症、など多くの病気にもみられます。最近はパソコンの使いすぎによる目の酷使、同じ姿勢の継続による肩こりが増えています。

肩こりを解きほぐすには、血流を活発にして、筋肉の緊張やうっ血状態を和らげる様に小腸経穴、大腸経穴、肺経穴、腎経穴、に鍼を使い補法します。